大人の塗り絵ブックには、さまざまなタイプのものが発売されています。
初めての方は、どれを選んだらいいのか迷ってしまうかもしれません。
今回は大人の塗り絵ブックを3つのジャンルで紹介し、それぞれで初心者向け・中級者以上でおすすめのものをピックアップしましたので是非参考にしてみてくださいね。
大人の塗り絵ブックの選び方
数年前からブームとなった「大人の塗り絵」は、気軽に始められる趣味として現在も変わらず人気が続いています。
いまや書店には、当たり前のように塗り絵コーナーが設置され、数多くの塗り絵が並べられています。
メルヘンチックで可愛らしいもの、写実的なもの、塗る面積が広めで単純なもの・・・
さまざまなデザインの本が出版されており、初心者さんは、いったいどれを買ったらいいの?と悩んでしまいますよね。
そんなときは自分の好みの「ジャンル」で選んでみるといいです。
明確な区分がされているわけではありませんが、塗り絵のデザインは大きく分けて3つのジャンルに分かれています。
それは模様系、写実系、ストーリー系の3つです。
それでは具体的にそれぞれを見ていきましょう
大人の塗り絵ブック 模様系
多角形や円、直線などの図形を部品として、それらを組み合わせて配列したものが模様系です。
代表的なのがマンダラです。
和柄、ステンドガラスなどの塗り絵もこのジャンルに入ります。
このデザインは、写実的系塗り絵と違い、自由な発想で塗れるので、配色の勉強をしたい人におすすめです。
また、パーツ1つ1つを無心になって塗り進めることができるので、リラックス効果を求める人や自立神経を整えたい人にもおすすめです。
初心者向け 竹書房『心を癒す マンダラぬりえ』
塗る面積も細かすぎず、1枚あたり30分程度で仕上げられるので、手軽に達成感を感じられます。
親子で楽しんだり、お母さんにプレゼントしたりする方も。
中級者以上 日本文芸社『flower mandalas 心を整える、花々のマンダラぬりえ』
マンダラのデザインに、フラワーモチーフを加えた塗り絵です。
どれもデザインが美しく、シリーズ化の声もあがるほど人気の一冊です。
大人の塗り絵ブック 写実系
風景、植物、動物など実在するモチーフが描かれたものが写実系です。
参考になるものが身近にあるので、とっつきやすいかもしれません。
そのため手っ取り早く色鉛筆の技術を向上させたい方は写実系がおすすめです。
しかし、これらをリアリティあふれる作品に仕上げるためには、複雑な色味をつくったり、陰影を描いたりと、さまざまなテクニックが必要になります。
初心者向け 河出書房新社『やさしい大人の塗り絵』シリーズ
初めての人にも塗りやすい、はっきりとした線画が特徴。
見本を参考にしながら塗りすすめることができます。
花や風景など数多くのシリーズが出版されているのでお気に入りの一冊を探してみてください。
中級者以上 河出書房新社『大人の塗り絵』シリーズ
「やさしい大人の塗り絵」シリーズに比べ、デザインが細かく、難易度が高くなります。
こちらも、花や動物などさまざまなシリーズが出版されています。
モチーフだけでなく、背景にも色を塗ることで、さらに上級者向けとなっいます。
大人の塗り絵ブック ストーリー系
おとぎ話やアニメなど、架空のキャラクターがモチーフになっているデザインがストーリー系です。
絵本のなかでも物語性があったり、乙女心をくすぐるようなかわいいイラストが散りばめられているのが特徴です。
直感的に塗りたい!と感じた、イラストを眺めるだけでわくわくした、といった理由でストーリー系を選ぶ人も多いようです。
完全に好みですね。
初心者向け グラフィック社『ROMANTIC COUNTRY』
雄大な森林や、湖に囲まれ、いくつかの美しい城が佇む小国「COCOT」が舞台になっています。
こんな場所に住んでみたい!と思うような、可愛くてメルヘンチックなデザインです。
塗り絵マニアからは「ロマカン」と呼ばれ、3作目まで出版されている大人気シリーズです。
中級者以上 ナツメ社『幸せのメヌエット』
動物たちが、豊かな自然のなかですくすく育ち、やがて大人になっていく様子がストーリー仕立てとなって描かれています。
見ていて飽きない可愛いデザインである一方、動物たちや建物はリアルに描かれているので、上級者にも塗りごたえのある一冊です。
これからはじめる人も、もともと塗り絵をしていた人も、このジャンルのなかから是非お気に入りの塗り絵をみつけてみてください。
また、好みのジャンルがわからない人は100円ショップにも塗り絵が販売されていますので、まずはここから試してみるのもいいかもしれませんね。